マキタ・インパクトドライバーTD172DとTD171Dの違いを比較|どっちを選ぶべきか分かりやすく解説

マキタのインパクトドライバー「TD172」と「TD171」の違いを比較したイラスト

マキタの18Vインパクトドライバーで人気の「TD172D」と「TD171D」。どちらも最大締付トルク180N・mの高性能モデルで見た目も似ているため、「何が違うのか分かりにくい」と感じている人も多いのではないでしょうか。

TD172DはTD173Dの登場で型落ちになりましたが、TD171Dの後継モデルとして非常に多く販売されました。基本的なパワーや性能はTD171Dとほぼ同じですが、操作性やバランス、ライトの配置など細かな使いやすさが改良されています。

一方でTD171Dはさらに型落ちモデルとなったことで価格が安く、コストを重視する人には魅力があります。

この記事では、TD172DとTD171Dの違いをスペックや使いやすさ、価格の観点から整理し、それぞれどのような人に向いているのかを分かりやすく解説します。購入を検討している人や、どちらを選ぶべきか迷っている人はぜひ参考にしてください。

なお、マキタの18Vインパクトドライバーの選び方に関しては、別の記事「マキタ18Vインパクトドライバーおすすめ|TD173D、TS141D、TP141Dの選び方を解説」で詳しく解説をしていますので、あわせて見てみてください。

TD172DとTD171Dの違い【結論】

TD172DとTD171Dはどちらも最大締付トルク180N・mの高性能インパクトドライバーで、基本的な締め付け性能はほぼ同じです。そのため、パワーの差で選ぶモデルではありません。

違いの中心は、後継モデルであるTD172で改良された操作性やバランスなどの使いやすさの部分です。TD172DもTD171Dも型落ちモデルですが、古いTD171Dの方が価格が安く、コストパフォーマンスを重視する人に向いています。

【TD172DとTD171Dの主な違い】

比較ポイント TD172D TD171D
発売年 2020年(後継モデル) 2018年
最大締付トルク 180N・m 180N・m
操作性 トリガー操作などが改良 従来仕様
バランス 重心バランスを改善 標準的な設計
価格 やや高め 型落ちで安くなりやすい
おすすめ 最新設計・操作性重視 コスパ重視・DIY用途

このように、締め付け性能はほぼ同じですが、使いやすさを重視するならTD172D、価格を重視するならTD171Dという基準で選ぶと分かりやすいでしょう。

TD172DとTD171Dのスペック比較

TD172DとTD171Dは世代の違うモデルですが、インパクトドライバーとしての基本スペックは非常に近く、締め付け能力に大きな差はありません。まずは主要スペックを整理して確認しておきましょう。

以下のようになります。

【TD172DとTD171Dの主要スペック】

項目 TD172 TD171
最大締付トルク 180N・m 180N・m
回転数 0〜3,600回転/分 0〜3,600回転/分
打撃数 0〜3,800回/分 0〜3,800回/分
モーター ブラシレスモーター ブラシレスモーター
全長(ヘッド長) 約114mm 約116mm
重量 約1.5kg(BL1860B装着時) 約1.5kg(BL1860B装着時)

このように主要スペックを比較すると、TD172DとTD171Dの締め付け性能はほぼ同じであることが分かります。後継モデルであるTD172Dでも、トルクなどのパワーが大きく向上したわけではありません。

実際の違いは、操作性やバランス、ライト配置などの使いやすさの部分です。次の項目では、TD172Dでどのような改良が行われているのかを詳しく解説します。

TD172Dで改良されたポイント

TD172DはTD171Dの後継モデルとして登場し、基本的な締め付け性能はほぼ同じながら、作業時の使いやすさに関わる部分が改良されています。大きなスペック差はありませんが、実際の現場では体感しやすい進化が加えられているのが特徴です。

ここでは、TD172Dで改良された主なポイントを整理して見ていきましょう。

トリガー操作の改良

TD172Dではトリガースイッチの操作性が見直されており、回転速度のコントロールがしやすくなっています。インパクトドライバーはトリガーの引き具合で回転数を調整するため、この操作性の違いは作業のしやすさに直結します。

特に、ビスを締め切る直前の微調整など、細かい操作が必要な場面で扱いやすくなっています。

重心バランスの改善

TD172Dでは本体のバランス設計が見直され、持ったときの安定感が向上しています。重量自体は大きく変わりませんが、重心の位置が調整されているため、取り回しがしやすくなっています。

片手での作業や長時間の使用では、このバランスの違いが疲労軽減につながるポイントです。

LEDライトの進化

TD172DではLEDライトの配置や照射範囲が改善されていて、ビット先端をより明るく照らしやすくなっています。暗い場所や奥まった場所での作業では、視認性の向上につながります。

影ができにくい設計になっているため、細かい作業でも安定して使える点がメリットです。

操作パネルの変更

TD172では操作パネルの配置や視認性も見直されていて、モード切り替えなどの操作がしやすくなっています。作業中でも直感的に設定を変更しやすく、効率的に作業を進めることができます。

このようにTD172Dは、TD171Dと比べて大きな性能差はないものの、実際の作業での扱いやすさを高める方向で改良されたモデルになっています。

後継モデルのTD173Dと比較すると劣る部分もありますが、まだまだ十分に使えるモデルと言ってよいと思います。

なお、TD172Dの後継モデルであるTD173Dとの違いについては、別記事「マキタ・インパクトドライバーTD173DとTD172Dの違いを比較|どっちを選ぶべきか分かりやすく解説」で詳しく解説しています。

TD171Dのメリット

TD172Dは後継モデルとして操作性などが改良されていますが、TD171Dにも現在でも十分に評価されているメリットがあります。特に価格面やコストパフォーマンスでは、古い型落ちモデルとなったTD171Dの方が魅力的と感じる人も多いかもしれません。

また、最大締付トルク180N・mの高性能モデルである点はTD172Dと共通していて、DIYや一般的な作業用途であれば性能面で不足を感じることはほとんどありません。

ここでは、TD171Dを選ぶメリットを整理して紹介します。

価格が安い

TD171Dは2つ前の型落ちモデルなので、販売価格が下がりやすいという大きなメリットがあります。新品でもTD172Dより安く購入でき、コストを抑えてインパクトドライバーを導入したい人に向いています。

ただし、販売終了からかなり時間が経っているので、新品を探すのは極めて大変です。新品のデッドストックなどが見つかれば、非常にラッキーだと思います。

性能は現在でも十分高い

TD171Dは最大締付トルク180N・mの高出力モデルで、現在でも十分に通用する性能を持っています。木材や一般的な建築作業などであれば、TD172Dとの差を感じる場面はほとんどありません。

そのため、最新モデルにこだわらなければ、実用性の高いモデルとして安心して使用できます。

中古や在庫が豊富

TD171Dは長く販売されてきたモデルなので、中古市場においては在庫品が比較的多く流通しています。状態の良い中古品が見つかれば、新品よりもさらに安く入手できます。

ただし、中古品や個人間取引では、本体の痛みや故障などの不動状態、そしてバッテリーなどの付属品の不足のリスクもあります。購入する際は、動作確認や保証の有無をしっかり確認し、信頼できる販売元などで選ぶことが重要です。

TD172DとTD171Dはどちらを選ぶべきか

TD172DとTD171Dは基本的な締め付け性能などはほぼ同じなので、パワーの違いで選ぶモデルではありません。選び方のポイントは、操作性や新しさを重視するか、価格やコストパフォーマンスを重視するかです。

それぞれのモデルが向いている人を整理すると、次のようになります。

TD172Dがおすすめの人

TD172Dがおすすめの人を整理すると以下のようになります。

  • ✔ 少しでも新しいモデルを使いたい
  • ✔ 操作性や使いやすさを重視する
  • ✔ 仕事やプロ用途で使用する

作業のしやすさや最新設計を重視するならTD172Dになります。また、これから新しくインパクトを購入する場合もTD172Dがよいでしょう。ただし新品はなかなか見つからないかもしれません。

TD171Dがおすすめの人

TD171Dがおすすめの人を整理すると以下のようになります。

  • ✔ 価格をできるだけ抑えたい
  • ✔ DIYや家庭用として使う
  • ✔ コストパフォーマンスを重視する

コストを抑えて価格を重視したい場合はTD171Dを選ぶとよいでしょう。ただし新品は望めないので、中古品になる可能性が非常に大きいです。

TD171DからTD172Dへ買い替えるべきか

TD172はTD171の後継モデルですが、最大締付トルクなどの基本性能はほぼ同じです。そのため、現在TD171Dを使用していて性能に不満がない場合は、無理に買い替える必要はありません。

TD172Dで改良されているのは、トリガー操作や重心バランス、ライト配置などの使いやすさの部分です。これらは作業効率や扱いやすさに影響するポイントですが、締め付け能力が大きく向上したわけではありません。

そのため、買い替えを検討するかどうかは次のような基準で判断すると分かりやすくなります。

【買い替える基準を整理】

基準 結論
現在のTD171Dに不満がない → 無理に買い替える必要はない
操作性や使いやすさを重視したい → TD172Dへの買い替えを検討
これから新しく購入する → TD172Dを選ぶのが基本

まとめると、TD171D問題なく使えている場合はそのままで問題なく、使いやすさを重視する場合にTD172Dへ買い替えるという考え方が現実的です。

TD172DとTD171Dの違いをまとめる

ここまでの内容を整理すると、TD172DとTD171Dは基本的な締め付け性能はほぼ同じですが、設計の新しさや使いやすさの部分で違いがあります。TD172DはTD171Dの後継モデルとして操作性やバランスが改良されていて、より扱いやすい設計になっています。

TD171Dはさらに古い型落ちモデルとなったことで中古市場でも価格が安く、コストパフォーマンスの面では魅力があります。性能差が大きいわけではないので、用途や予算によって選び方が変わるモデルといえるでしょう。

【TD172DとTD171Dの主な違い】

比較ポイント TD172D TD171D
モデル 旧型モデル 旧旧型モデル
締め付け性能 180N・m(ほぼ同等) 180N・m(ほぼ同等)
操作性 トリガー操作などが改良 従来仕様
使いやすさ 重心バランスなどを見直し 標準的な設計
価格 やや高め 安くなりやすい

このように、比較新しい設計や操作性を重視するならTD172D、コストパフォーマンスを重視するならTD171D、という考え方で選ぶと判断しやすくなります。

結局どちらを選ぶべきか

TD172DとTD171Dは性能差が大きいわけではないので、選び方はシンプルです。

  • 比較的新しいモデル・使いやすさ重視 → TD172D
  • 価格重視・コスパ重視 → TD171D

特にこれからインパクトドライバーを新しく購入する場合はTD171DよりもTD172Dを選んでおくのがよいでしょう。DIY用途やサブ機として、とにかくコストを抑えたい場合は、TD171Dでも十分に実用的な選択肢といえます。

TD172Dはどこで買うのがおすすめ?

TD172Dは、TD173Dの登場で製造販売が終了しました。したがって、新品の販売を見つけることは非常に難しい状態です。

工具の専門店ではまず新品は出てこないので、その他のショップのデッドストック品をこまめに見つけることになると思います。

このような状態なので、TD172Dの購入は中古が中心になるかもしれません。作動確認のできているものや、返金保証などがあり、傷や痛みの少ない綺麗な中古品を選ぶのがよいと思います。

なお、TD172Dの後継モデルTD173の型番の違いやセット内容について知る場合は、別記事「マキタ・インパクトドライバーTD173とTD173Dの違い|型番の意味とセット内容を分かりやすく解説」で詳しく解説しています。

TD172DとTD171Dの違いに関するよくある質問(FAQ)

TD172DとTD171Dは性能が似ているため、「違いはどこか」「どちらを選ぶべきか」といった疑問を持つ人も多いモデルです。

ここでは、購入前に気になりやすいポイントを中心に、よくある質問を分かりやすく整理しました。

Q. TD172DとTD171Dは、トルクは違うのですか?

A.いいえ、最大締付トルクはどちらも180N・mで、締め付け性能に大きな違いはありません。

TD172DはTD171Dの後継モデルですが、トルクなどの基本的なパワー性能はTD171Dとほぼ同じです。そのため、締め付け能力だけで見るとどちらを選んでも大きな差はありません。

違いは主に、トリガー操作や重心バランス、ライト配置などの使いやすさの部分です。つまり、パワーではなく操作性や設計の新しさで選ぶモデルといえるでしょう。

Q. TD172DとTD171Dは、バッテリーは共通ですか?

A.はい、どちらもマキタの18V・LXTシリーズのバッテリーに対応しているため、共通で使用できます。

例えば、BL1860B(6.0Ah)やBL1850B(5.0Ah)などの18Vバッテリーであれば、TD172DとTD171Dのどちらにも装着して使用することが可能です。すでにマキタの18V工具を持っている場合は、バッテリーをそのまま使い回すことができます。

ただし、14.4Vシリーズや40Vシリーズは電圧が異なるため互換性はありません。必ず18V・LXTシリーズのバッテリーを使用する必要があります。

Q. 初心者はTD172DとTD171D、どっちを選べばよいですか?

A.価格を重視するならTD171D、比較的新しいモデルを選びたいならTD172Dがおすすめです。

どちらも最大締付トルク180N・mで基本性能はほぼ同じため、DIYや家庭用の作業であればTD171Dでも十分に対応できます。型落ちモデルになっている分、価格が安く導入しやすい点がメリットです。

一方で、これから長く使うことを考える場合や、操作性の良さや新しい設計を重視したい場合は、比較的新しい後継モデルであるTD172Dを選ぶと安心です。

価格重視ならTD171D、比較的新しいモデルや使いやすさを重視するならTD172D、という基準で選ぶと分かりやすいでしょう。

ただし、どちらも製造販売が終了した旧モデルの型落ちなので、新品の購入は非常に難しい状態です。

Q. TD171Dは、まだ買う価値がありますか?

A.はい、価格を重視する場合は現在でも十分に買う価値があります。

TD171Dは古い型落ちモデルですが、最大締付トルク180N・mの高出力で、基本性能はTD171Dの後継モデルTD172Dと大きく変わりません。

そのため、DIYや一般的な作業用途であれば、TD171Dでも性能面で不足を感じることはほとんどありません。新品の購入は非常に難しいので中古品を選ぶことになりますが、コストパフォーマンスの高い選択肢といえます。

Q. TD172DとTD171Dはどちらが新しいですか?

A.TD172Dの方が新しいモデルで、TD171Dの後継機にあたります。

TD171Dは2018年に発売されたモデルで、その後継として2020年に登場したのがTD172Dです。基本的な性能はほぼ同じですが、TD172Dではトリガー操作や重心バランス、ライト配置などの使いやすさが改良されています。

そのため、これから新しく購入する場合はTD172Dを選ぶと安心ですが、価格を重視する場合は型落ちのTD171Dも十分に検討できるモデルです。

このFAQでは、TD172DとTD171Dの違いについて、十分に疑問の解決になっていないかもしれませんが、インパクトドライバーの購入の際の参考にしてください。

バッテリーはどちらもマキタの18V LXTシリーズで共通して使用できるため、すでにバッテリーを持っている場合は、TD172DもTD171Dも安心して選ぶことができます。

その他のマキタ18Vのインパクトドライバーを検討する場合は、別記事「マキタ18Vインパクトドライバーの選び方|TD149D・TD157D・TD173Dの違いを比較」で詳しく整理と解説をしています。

まとめ|TD172DとTD171Dの違いは「使いやすさ」と「価格」

TD172DとTD171Dはどちらも最大締付トルク180N・mの高性能インパクトドライバーで、基本的な性能に大きな違いはありません。そのため、パワーで選ぶモデルではなく、使いやすさや価格で選ぶのがポイントです。

TD172Dは旧モデルですが、TD171Dの後継モデルとしてトリガー操作や重心バランス、ライト配置などが改良されていて、より扱いやすい設計になっています。TD171Dは旧旧モデルとなったことでコストパフォーマンスに優れています。

どちらも製造販売が終了したモデルなので、新品の購入は非常に厳しい状態です。これから購入を検討する場合は中古品から選ぶことになります。

使用期間が短く、綺麗な中古品が見つかればラッキーだと思います。根気よく探してみてください。

なお、歴代の高性能インパクトTD171DからTD173Dまでの違いを知る場合は、別記事「マキタ18Vインパクトの世代比較|TD173D・TD172D・TD171Dの違いを徹底解説」で詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。


この記事を書いた人

サイト運営者:Hayashi
日曜大工や野良仕事が趣味です。電動工具、エアーツール、エンジン式機械などを1年中扱っています。この記事では、充電式電動工具の仕様や違いを整理し、比較を中心に情報を発信しています。詳しくは運営者情報のページもご覧ください。